安全靴とは?規格や基準の種類、性能について分かりやすく解説!

作業服・作業着

近年、作業現場における安全管理の重要性が高まる中、足元の保護を担う「安全靴」は欠かせない存在となっています。建設や製造、物流、さらには飲食やサービス業など、思わぬ事故やケガを防ぐために幅広い業種で導入が進む一方、自分の仕事現場にはどのような安全靴が適しているのか、意外と知られていないことも少なくありません。本記事では安全靴の特徴や種類、選び方などをわかりやすく解説します。ビジネスの安心と効率を高めるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

安全靴とは?

安全靴とは、作業現場や業務の中で起こりうる足元のリスクから作業者を保護するために設計された特殊な靴のことを指します。たとえば、重い物の落下や突起物による衝撃、地面の凹凸や油汚れなどの滑りやすい状況から足を守るため、先芯や耐滑性の高いソールなど、多彩な安全機能が備わっているのが特徴です。建設・製造・運輸・飲食など幅広い業種で使用されており、近年では素材の軽量化や通気性の向上など、履き心地やデザイン性も兼ね備えたモデルが数多く登場しています。安全靴を正しく選び活用することで、作業効率や生産性を高めながら、労働災害のリスクを大幅に軽減できるのです。

安全靴の基準・規格の種類は?

安全靴は、作業者の足元を保護するための様々な性能が求められるため、国や地域によって複数の規格・基準が定められています。適切な安全靴を選ぶうえで、これらの規格がどのような特徴を持ち、どのような試験項目をクリアしているのかを理解しておくことは非常に重要です。ここでは、代表的なものをご紹介します。

JIS規格(日本)

日本の安全靴規格としては「JIS T 8101(革製安全靴)」「JIS T 8102(ゴム製安全靴)」「JIS T 8103(ビニル製安全靴)」などが代表的です。先芯の耐衝撃性や耐圧迫性、防水性、滑りにくさなどが細かく規定されており、国内の作業現場で求められる基本的な安全性能を満たしていることを示します。

ISO規格(国際規格)

国際標準化機構(ISO)の安全靴規格は「ISO 20345」を中心として運用されています。JISと同様、先芯の強度や耐滑性などの試験をクリアした製品のみ「安全靴」として認められます。グローバルに展開する企業や海外メーカー品を導入する際に目安となる基準です。

各業界団体やメーカー独自基準

JISやISOなどの公的規格以外に、業界団体が定めた自主基準やメーカー独自の品質テストをクリアした商品も存在します。たとえば、特定の化学物質に対する耐性や、より高いレベルの耐久性など、付加的な機能が求められる作業現場では、こうした基準・テストの有無が選択の決め手になることがあります。

これらの規格は、安全靴に求められる機能・性能を客観的に評価するための目安です。製品表示などでどの規格に適合しているかを確認することで、足元をより確実に保護できる安全靴を選択しやすくなります。仕事の内容や作業環境に応じて必要な性能を見極め、適切な規格をクリアした安全靴を選ぶことが、安全かつ快適な作業に直結するのです。

安全靴の性能

安全靴は、作業者の足元を保護するためにさまざまな機能を備えています。以下では、代表的な性能・特徴について解説します。

先芯によるつま先保護

安全靴のもっとも基本的な機能が、このつま先保護です。金属製や樹脂製の先芯が靴のつま先部分に組み込まれ、重い物の落下や衝撃から足を守ってくれます。樹脂製の先芯は軽量でサビに強い点がメリットです。

耐滑性(滑り止め)

作業現場では油や水などで床が滑りやすい状況が多々あります。アウトソール(靴底)の形状や素材を工夫することで、滑りにくさを高めた設計になっています。業種に合わせて油や水だけでなく、薬品への対応力も求められる場合があります。

耐衝撃・耐圧迫性

先芯以外にも、ソールやアッパー素材にクッション性や耐久性を持たせることで、足先や甲部分に加わる衝撃を吸収しやすくしています。現場での長時間の歩行や立ち仕事でも、疲労軽減につながる設計が施されているのが特徴です。

耐久性・耐熱性・耐油性などの付加機能

建設現場や製造業など、作業環境によっては高温や油、薬品などにさらされることもあります。そうした現場向けに、耐熱性や耐油性を強化したモデルも存在します。また、アッパー素材の撥水・防水性能を高め、野外での作業や雨天時でも足を濡らさないような設計も重要です。

通気性や軽量化

安全性を確保するためにどうしても重くなりがちな安全靴ですが、最近ではメッシュ素材や軽量先芯などを活用し、通気性や軽さを両立したモデルが増えています。夏場の屋外作業や、長時間履き続けるケースでも、蒸れを軽減しつつ疲れにくいメリットがあります。

快適性(インソールやフィット感)

安全靴を長く快適に履くためには、足に合ったフィット感が欠かせません。インソール(中敷き)にクッション性を持たせたり、足の形状にフィットするデザインを採用したりすることで、足裏への負担や疲労感を減らす工夫がなされています。

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定番の人気デザインに安全性と耐滑性を搭載したプロスニーカー。
アウトソールにはゴム配合とソールパターンにより、水や油でもスベリにくいラバーソールを採用。
インソールとミッドソールにはクッション性に優れたEVA素材を使用し、クッション性と軽量化を実現し、足の負担や疲れを軽減します。

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セーフティシューズ(男女兼用)[アイトス/AZ-51655]

内装業・引越し業・室内履き・病院・介護施設・ビルメンや事務所兼倉庫などの軽作業に最適です。 かかとが踏めて脱ぎ履きの回数が多い職場に適しています。結ばない、ほどけない、伸びるゴム靴ひもが便利。

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☑ マジック止タイプで扱いやすく安全にも配慮

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まとめ

安全靴は、作業の効率だけでなく、作業者の健康と安全を守るために欠かせないアイテムです。先芯によるつま先保護や耐滑性、衝撃吸収など、多彩な性能を備えた一足を選ぶことで、作業現場でのリスクを大幅に軽減できます。作業者の足元の安全と快適性を確保するためにも、ぜひ本記事を参考に正しい安全靴選びを検討してみてください。

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