エプロンは、料理や接客、清掃など、さまざまなシーンで欠かせない保護ウェアのひとつです。日常生活だけでなく、カフェやレストラン、介護施設など幅広い業種で活用され、その機能性やデザイン性もどんどん進化しています。しかし、エプロンと一口にいっても、実は素材や形状、目的に応じて多種多様な種類が存在することをご存じでしょうか。本記事では、エプロンの代表的な種類や特徴について詳しく解説します。用途やシーンに合ったエプロンを選ぶことで、作業の効率化だけでなく、おしゃれやブランディング効果も期待できますので、ぜひ参考にしてみてください。
エプロンの種類
エプロンは、調理や接客、清掃、介護など、さまざまな現場で活躍する実用的なウェアです。単に衣服を汚れから守るだけでなく、デザイン性や機能性を重視したものも増え、近年ではファッションやブランディングの一環として取り入れられるケースも珍しくありません。ここでは、エプロンにおいて代表的な種類やその特徴を詳しく解説します。
ビブエプロン(胸当てエプロン)
一般的に「エプロン」と聞いて多くの方がイメージするのが、首から胸元まで覆うビブ(胸当て)付きのタイプです。肩ひも(首ひも)や背中で結ぶ紐で固定する構造になっており、胸から膝付近まで広範囲でカバーできます。
ビブエプロン(胸当てエプロン)の特徴 |
☑ 胸元やお腹周り、太ももの前面までをしっかり保護 ☑ ポケットが複数ついているモデルも多く、小物やメモ帳などを収納しやすい ☑ カフェやレストランの制服、料理教室、家庭での日常使いなど幅広いシーンで活躍 |
ワークエプロン(サロペット型/ガーデニングエプロン)
胴体部分をしっかり包み込むような作りで、肩ひもが背中側でクロスしたり、サロペットのように肩から吊るすデザインが多いタイプを指します。工具類を入れる大型ポケットやハンマーループなどがついているものもあり、DIYやガーデニング、工場作業などに最適です。
ワークエプロンの特徴 |
☑ 動きやすさと安全性を重視した設計 ☑ 耐久性の高い生地(キャンバスやデニムなど)が使われることが多い ☑ 膝上までしっかりカバーするため、汚れやケガを防ぎやすい |
ウェストエプロン(腰巻きエプロン)
ウエスト部分だけに巻きつける形状で、膝丈程度の長さが一般的。カフェや居酒屋などの接客業、花屋やイベントスタッフなど、動きやすさを重視しながらも下半身を守りたいときに活躍します。
ウェストエプロン(腰巻きエプロン)の特徴 |
☑ 上半身を覆わないため、動きに制限がかかりにくい ☑ 着脱が簡単で、腰ひもを結ぶだけで装着できる ☑ 比較的コンパクトなので、かさばらずに持ち運びもしやすい |
クロスバックエプロン(バッククロスタイプ)
肩ひもが背中で交差しているデザインで、首にかかる負担を減らす工夫がされています。長時間の立ち仕事や、肩こりが気になる方に人気があります。ファッション性も高いため、セレクトショップや雑貨店の店員のユニフォームとしてもよく採用されています。
クロスバックエプロン(バッククロスタイプ)の特徴 |
☑ 首に重さが集中しにくく、肩や背中への負担が少ない ☑ 後ろ姿もおしゃれに見えるため、ユニフォームとしてのデザイン性にも優れる ☑ 紐で結ばないタイプが多く、サッと着脱できるのもメリット |
袖付きエプロン
名前の通り、袖の部分が備わったエプロンで、上半身をより広範囲に守ってくれます。介護現場や子どもの食事介助、食育、保育士業務などで重宝され、服が汚れるリスクを最小限に抑えられるのが魅力です。
袖付きエプロンの特徴 |
☑ 長袖タイプや七分袖タイプなど、袖の長さにもバリエーションがある ☑ 水分や油、薬品などがかかりやすい作業に向く ☑ 防水素材を用いたモデルもあり、清掃などの水仕事にも最適 |
エプロンの選び方は?
エプロンには本当に多彩な種類がありますが、使用シーンや目的によって選び方のポイントは大きく変わってきます。ここでは、エプロンを選ぶ際に押さえておきたい視点をいくつかご紹介します。
色で選ぶ
エプロンの色は、汚れの目立ちにくさや職場・店舗のイメージ、好みのファッションスタイルなど、多方面で重要な要素です。
- 汚れを隠したい場合
ダークカラーやパターンの入った生地を選ぶと、シミや汚れが目立ちにくいです。油やソースなどのシミが気になる調理現場や、汚れがつきやすい現場で特におすすめです。 - 清潔感を演出したい場合
ホワイトやパステルカラーは汚れが目立ちやすい反面、清潔感や爽やかな印象を与えられます。医療・介護関係やカフェなどで清潔感を大切にしたいシーンに適しています。 - 店舗のイメージやブランドカラー
企業やブランドのロゴカラーに合わせてエプロンを選ぶと、統一感が生まれ、ブランディングにも効果的。スタッフ全員が同じ色で統一するだけでなく、役割や部門別に色分けする方法もあります。
素材で選ぶ
エプロンの素材は、耐久性や通気性、お手入れのしやすさなどに直結します。
- 綿(コットン)
肌触りが良く、吸湿性に優れているのが特徴。シワになりやすい一面もあるため、きちんと感を保ちたい場合はアイロンが必要です。 - ポリエステル
速乾性や耐シワ性に優れており、アイロンいらずで手間をかけたくない方に人気です。軽量なうえに比較的安価なモデルが多く、飲食店や医療現場など洗濯頻度が高い場面に最適です。 - デニム・キャンバス
耐久性が高く、ワークエプロンやガーデニングエプロン、DIY用途によく使われる素材。厚手なので汚れが染みにくく、長持ちしやすい反面、重さが気になる場合もあります。 - ナイロン・防水素材
撥水性や防水性が高く、水仕事や屋外作業での汚れをしっかりガードしてくれます。清掃業や雨天のイベントなどで重宝されます。
機能性で選ぶ
エプロンを仕事で着用する場合、必要な機能が備わっているかどうかが作業効率を大きく左右します。
- ポケットの数や位置
ペンやメモ帳、スマホなどを常に持ち歩く必要がある場合は、大きめのポケットや複数のポケットがあると便利。腰・胸・サイドなど、ポケットの配置にも注意しましょう。 - 防汚・防水加工
飲食店や清掃現場など、汚れや水濡れが頻繁に起こる現場では、防汚・撥水加工された素材のエプロンが理想的です。 - 肩ひもの形状や長さ調整
長時間使用するなら、首に負担が集中しにくいクロスバックタイプや、肩ひもが太めのタイプがおすすめ。体型や身長に合わせて簡単に調節できると、着脱もしやすいです。
種類や形で選ぶ
先述したように、エプロンには胸当てエプロンや腰巻きエプロンなど多様な形状が存在します。作業内容や動きやすさ、どの程度体を覆いたいかを考慮すると、選択肢が絞りやすくなります。
- 調理や介護などで汚れ防止が最優先
胸当て付きで丈が長めのビブエプロンや、袖付きエプロンがおすすめ - ドリンク運びや会計など、サッと装着したい
腰巻きだけで済むウェストエプロンで、動きやすさを重視 - 肩こりを避けたい、デザイン性を重視したい
クロスバックタイプやサロペット型で、首の負担を軽減しながら見栄えを高める
イワキユニフォームでおすすめ人気のエプロン4選!
胸当てエプロン [住商モンブラン/5-851]男女兼用・フリー

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飲食 ショートカラーエプロン [住商モンブラン/9-1151] 耐久防汚加工/制電/男女兼用
まとめ
エプロンは、単なる汚れ防止のためのアイテムにとどまらず、見た目の印象や作業効率、業種ごとのユニフォーム戦略など、多彩な役割を果たす重要なウェアです。素材や形状、デザインの違いを理解し、職場環境や目的に合ったエプロンを選ぶことで、作業者のモチベーションや快適さを向上させるだけでなく、接客やブランドイメージにも大きなメリットをもたらします。
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